地産地消飼料プロジェクト始動!

地産地消飼料プロジェクト始動!

先日紹介させて頂いた長野市役所でのソルガム試食会。実はその試食会の中で、binexの代表取締役の青木から、あるプロジェクトのキックオフに関する発表が行われました。

それは…

長野市で収穫したソルガムを、地元の茶臼山動物園と城山動物園で、動物たちの飼料として使ってもらうという地産地消プロジェクトです。すでに、アルパカ、ウマ、ゾウ、そしてモルモットに試食して頂いています!

それでは癒しのひとときをどうぞ…


収穫したてのソルガム、ムシャムシャと食べてくれる姿に、なんだか感動しました。美味しそうに食べてくれてありがとう! 

 

高騰中の飼料の課題解決に

動物園を運営する長野市開発公社の職員の方からお話しを伺うと、動物たちの餌となる飼料は高騰が続いているとのこと。国産の飼料は、肥料の値上がりで高騰。カナダ産のものも採用したものの、こちらも価格が高騰中だといいます。キロあたりの価格で20%以上の値上がりで、海外の飼料は質が悪かったり、船便が予定通りつかなかったりするなど、安定供給の意味という面で課題があるとのことでした。

すでに5月から9月にかけて、実のなっていないソルゴー型の地元産のソルガムを飼料として活用しているものの、秋から冬にかけて提供してもらえる飼料がないか探しているとのことでした。

binexではことし11月に収穫したソルガムを発酵させたものを提供できないかと、ソルガム栽培のパートナーである信州ソルガム(株)様とともに12月から発酵作業を進めています。ことし信州でソルガムを収穫したのは11月。東京で霜が降り始めるのは12月初旬以降ですが、信州ではすでに朝晩が冷え込み、霜が降り始める季節です。霜にあたってしまうと、嗜好性が悪くなり、動物が急激に食べなくなるということで、急いで発酵作業にとりかかりました。数か月発酵したのち、発酵がうまく進んだかをpH値などで確認して、再び動物たちに試食してもらう予定です。

地元でとれたものを地元で食べてもらう、まさに地産地消のプロジェクト。地元でとれたものを地元で食すというのは、食の安全・安心・低価格化という面だけでなく、配送による「二酸化炭素を減らす」という意味でも意味のあることだと私たちbinexは考えています。

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