ヘルシーな食生活を心がけたり、美容に高い関心を持ったりする方なら、「ソルガム」という名前を聞いたことがあるかもしれません。でも、日本ではまだまだ知名度の低い植物ではないでしょうか。かつては外食、ジャンクフード、コンビニの三択で、健康な食生活とは無縁だった私も「ソルガム」を知らなかった一人です…。
「ソルガム」はアフリカ原産のイネ科・モロコシ属で、乾燥に強く、発芽、成長、開花を経て一年以内に実がなる一年生の草本です。世界でおよそ6,000万トン生産されていますが、三大穀物のひとつである小麦の生産量と比べると、10%以下にとどまっています。
アフリカではおかゆやパンなど主食として食べられていて、近年では血糖値上昇の原因となるたんぱく質グルテンを含まず、腸の働きをよくする食物繊維などが豊富なため、アメリカを始め、世界で健康的な食品として注目を集め始めているんです。
土地や用途に合わせた生産効率の高いkibiのソルガム
kibiで使われるソルガムはbinexというバイオ燃料で化石燃料を代替できる社会を目指すベンチャー企業が栽培したもので、一年に何度も収穫できたり、背丈が6メートル以上にも達したりしるような生産効率の高いものです。子実は食材に、葉や茎はエネルギーに、そして根に固定される二酸化炭素はカーボンクレジットとして、異なる用途で無駄なく活用することで、地球規模の食糧難や気候変動を解決することを目指しています。
kibiで使うソルガムを栽培しているbinexは、長年ソルガムの研究をしてきた東京大学大学院の植物分子遺伝学研究室から種子の提供を受け、世界各地での栽培実績にもとづいて、それぞれの土地に即した最適な品種、食糧またはバイオ燃料の原料として最適な品種を選んで栽培を行っていきます。
新しく起ち上げたkibiのサイトでは、食材としてのソルガムのほか、エネルギーの原料としてのソルガムにも光を当て、binexの目指す脱化石燃料のエネルギー社会に理解を深めて頂けたりするような情報を発信していきたいと思っています。
どうぞ宜しくお願いします！
